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「青少年のインターネット利用環境実態調査」調査票・調査結果を公表 こども家庭庁

こども家庭庁は「青少年のインターネット利用環境実態調査」の調査結果を公表した。
概要は以下の通り

■青少年のインターネットの利用状況

(インターネット利用率)
・青少年の98.7%が、インターネットを利用している。
・インターネットを利用する機器は、スマートフォン(74.3%)、学校から配布・指定されたパソコンやタブレット等 (69.7%)、ゲーム機(65.9%)、テレビ(地上波・BS等は含まない)(61.1%)、自宅用のパソコンやタブレット等(46.1%)。
・学校種別でみると、小学生(10歳以上)の98.2%、中学生の98.6%、高校生の99.6%がインターネットを利用している。

(機器の専用・共用)
・インターネットを利用すると回答した青少年のうち、子供専用の機器を利用している割合が高いのは、スマートフォン(91.9%)と携帯電話 (76.7%)。
・スマートフォンでは、学校種が上がると子供専用の割合が高くなり、小学生(10歳以上)の70.4%、中学生の93.0%、高校生の99.3%が子供専用と回答。

(利用内容)
・インターネットを利用すると回答した青少年の利用内容の内訳は、高校生では動画を見る(95.8%)、音楽を聴く(93.2%)、検索する(91.0%)が上位。勉強をするは78.3%。中学生では動画を見る(94.1%)、ゲームをする(87.5%)、検索する(85.5%)が上位。勉強をするは73.1%。小学生(10歳以上)では動画を見る(90.5%)、ゲームをする(87.5%)が上位。勉強をするは67.3%。
・学校から配布・指定されたパソコンやタブレット等は、勉強をする(80.7%)、検索する(62.9%)が上位。

(利用時間)
・インターネットを利用すると回答した青少年の平均利用時間は、前年度と比べ約16分増加し、約4時間57分。 高校生は、約6時間14分。中学生は、約4時間42分。小学生(10歳以上)は、約3時間46分。
・目的ごとの平均利用時間は趣味・娯楽が最も多く、約2時間57分。

■低年齢層の子供のインターネットの利用状況

(インターネット利用率)
・低年齢層の子供の74.9%がインターネットを利用。通園中(0歳~6歳)では68.0% 、小学生(6歳~9歳) では 90.0%がインターネットを利用。
・インターネットを利用する機器は、テレビ(地上波、BS等は含まない)(53.3%)、自宅用のパソコンやタブレット等(38.0%) 、ゲーム機(35.8%)が上位。

(機器の専用・共用)
・スマートフォンについては、73.8%が親と共用で利用。小学生になると専用率が上昇。

(利用内容)
・インターネットを利用している低年齢層の子供の利用内容の内訳は、動画を見る(93.6%)、ゲームをする(64.7%)が上位。

(利用時間)
・インターネットを利用している低年齢層の子供の平均利用時間は、前年度と比べ約3分増加し、約2時間5分。
・目的ごとの平均利用時間は趣味・娯楽が最も多く、前年度と比べ微減し、約1時間39分。

■年齢別のインターネットの利用状況

(インターネット利用率)
・年齢が上がるとともにインターネットの利用率も高くなる傾向にあり、2歳で約6割、5歳で約8割。
・12歳以上は、約99%がインターネットを利用。
・本人(10歳以上)による回答と保護者による回答では、認識に大きな差はない。

(機器の専用・共用)
・10歳で専用と共用の割合が逆転し、子供専用の割合が65%を超える。

(利用内容)
・利用内容の割合は、動画を見るが、全年齢を通じて高い。

(利用時間)
・インターネットの平均利用時間は、年齢とともに増加傾向。

■子供のインターネット利用に関する保護者の取組

(青少年の保護者)
・子供がスマートフォンを利用する青少年の保護者の83.4%がいずれかの方法で子供のネット利用を管理してい ると回答。
・実施している取組は、フィルタリング(44.2%)、対象年齢にあったサービスやアプリを使わせている (37.4%) 、利用してもよい時間や場所を決めて使わせている(37.0%) が上位。

(低年齢層の子供の保護者)
・子供がスマートフォンを利用する低年齢層の子供の保護者の95.7%がいずれかの方法で子供のネット利用を管 理していると回答。
・手法としては、目の前(画面が見える距離)で使わせている(61.9%)や利用してもよい時間や場所を決めて 使わせている(58.1%)が多い。

■インターネットに関する啓発や学習の経験

(青少年)
・青少年がインターネットに関する啓発や学習を受けた経験は85.0%。学校種が上がるほど割合が増加。
・啓発や学習を受けた機会としては、学校・幼稚園・保育園等(95.3%)が最も多い。

(低年齢層の子供)
・低年齢層の子供がインターネットに関する啓発や学習を受けた経験は22.6%。年齢が上がるにつれて、増加傾向。
・啓発や学習を受けた機会としては、学校・幼稚園・保育園等(72.0%)、親(保護者)(60.1%)が上位。

(保護者)
・保護者がインターネットに関する啓発や学習を受けた経験は、青少年の保護者では72.2%、低年齢層の子供の保護 者では58.2%。
・啓発や学習を受けた機会としては、青少年の保護者は学校や保育園・幼稚園等の保護者会やPTAの会合など(56.4%)、学校や保育園・幼稚園等から配布された啓発資料など(54.6%)が多い。低年齢層の子供の保護者では、テレビや本・パンフレットなど(49.2%)、インターネット(45.8%)が多い。

■インターネット利用に関する家庭のルールの有無

・低年齢層の子供の保護者のうち、「ルールを決めている」との回答は80.8%で、子供の年齢が上がるとともに 割合は増加傾向。
・他方で、学校種が上がるにつれて、「ルールを決めていない」との回答が増え、青少年と青少年の保護者の 「ルールの有無に関する認識のギャップ」も拡大傾向。

■フィルタリングの認知(保護者)

・青少年の保護者のフィルタリング認知は「知っていた」(59.6%)と「なんとなく知っていた」(35.2%)を 合わせると94.8%。
・低年齢層の子供の保護者のフィルタリングの認知は、「知っていた」が45.9%。

詳細はコチラ
「青少年のインターネット利用環境実態調査」調査票・調査結果等 こども家庭庁

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