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令和5年度 スマート・ライフ・プロジェクト
『世界禁煙デー記念イベント2023』 厚生労働省 
取材報告 後編

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次に、国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策情報センター本部 副本部長の若尾文彦氏より
4月19日~26日の間に18歳以上の男女、2,029人(うち20歳以上の喫煙者1,000人、非喫煙者1,000人)に行われたインターネットのアンケートによる
健康増進法改正後の受動喫煙対策についての世論調査の結果報告がされた。

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結果の概要としては

・改正法に伴う受動喫煙対策の強化についての認知度と理解度は全体の3割台と低い
・喫煙環境を示す標識の掲示促進や認知向上の取り組みが必要である
・他人の煙を不快と感じる人の割合は高く、場所としては路上が多い。周囲に人がいる場所では喫煙しない配慮が求められる意見が多い。屋内での受動喫煙対策は進んだが屋外での課題が認識されるようになってきた可能性がある
・政府として力を入れてほしい対策には、たばこ税の引き上げ、受動喫煙対策の強化が挙げられる

である。

報告の後、受動喫煙対策推進マスコット「けむいモン」も加わりトークセッションが行われ、栗山氏の現役時代からのたばこを取り巻く環境が180度変わった件、喫煙を始めたのがプロ野球界に入ってからといった話がされた。

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トークの後、「けむい問模試」として喫煙に関するクイズが4問出題された。

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これについて若尾氏は

・受動喫煙の健康被害の可能性を初めて論じたとされる論文は日本から1981年に平山雄氏により発表されたもの
・禁煙外来は保険を使って治療ができる
・WHOにより2017年時点で日本の受動喫煙対策は最低区分と示されているが、現在でも標準区分に至っていない

と解説した。

イベントの最後に星乃氏は「18歳で分からないことが多いが普及できるように努力する。喫煙の回数を1回減らすだけでも健康になる」と意気込みを伝え
栗山氏は「元気で健康だと思っていたが、最近はそうでもない。多くの人に健康に従事するようにしてもらいたい。現役時代は吸っていたが5年前に禁煙し身体の負担が減った感覚はある」と述べた。

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(取材:編集部)

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