連載

講師からのメッセージ!
幸﨑 若菜 氏(受胎調節実地指導員認定講習会・クリニックの実際と避妊指導担当)

「受胎調節実地指導員認定講習会」講師からのメッセージをご紹介します!
今回は、「クリニックの実際と避妊指導」を担当し、自身も受胎調節実地指導員の資格を持っている幸﨑若菜氏にインタビューをしました。
対象者と向き合う際、日ごろから心がけていること、日常の業務で大切にしていることなどを語っていただきました。ぜひご覧ください。

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Q1 今回は「クリニックの実際と避妊指導」をご担当いただきましたが、講義で特に伝えたかったポイントをお教えいただけますか?

私は思春期保健相談士として、家族計画協会の思春期相談で若者からの性に関する相談をお受けしており、時々クリニックの外来でも勤務しています。
ですが、主として勤務先である、まつしま病院での実践をもとに今回の講義の内容を構成しました。
対面で行う避妊指導も、電話やLINEを通して行う避妊指導でも、対象者が自身の健康を守るために、ライフプランやバースコントロールを実現するために、どのような避妊法を選択するのがよいかを自己決定していくことが大切だと思っています。


Q2 クリニックの相談員としての活動で心がけていることはありますか?

対象者の思いや価値観、生活状況や理解力を踏まえて、今どのような指導が対象者にとって必要なのかを考えて関わるようにしています。


Q3 幸﨑さんご自身も受胎調節実地指導員ですが、講習会の受講や資格取得したことにより日々の活動に変化はありましたか?

私は大学の助産師養成課程で学んだため、卒業と同時に受胎調節実施指導員の資格を取得しました。
当時、既にOCは日本で認可されていたので、講義やテキストで記述があったとは思いますが、どのようなことを学んだのかについてほぼ記憶がありません。
恥ずかしながら、臨床でずっと助産師として働いていましたが、分娩が中心の病棟勤務だとOCや緊急避妊に触れる機会がほぼなく、その知識を持ち合わせていませんでした。
そういった経緯もあって、私自身は、思春期保健相談士の資格取得や思春期保健の相談に従事する中で、OC・EC、IUSについて学ぶ機会を得て、理解が深まったと考えています。


Q4 受講生・本サイト読者の皆さんに向けて一言いただけますでしょうか?

既に避妊指導に従事されている方も、今後避妊指導に従事したいと考えている方も、この研修を受けて、最新情報にアクセスしていただきたいです。
その情報をもとに実践活動をしていただく専門職が増えることで、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツの浸透に微力ではありますが寄与できるのではないかと考えています。
避妊指導をしていく上で、専門職の継続学習という自己研さんは不可欠ですし、他者や他施設での実践を知ることで得られることや気づきも多くあるはずです。
専門職個人として、所属する組織の一員として何ができるかを考えて、よりよい避妊指導につながるように研さんを重ねてほしいと思っています。

――有り難うございました。




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