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講師からのメッセージ!
丸本 百合子 氏(受胎調節実地指導員認定講習会・人工妊娠中絶担当)

好評セミナー「受胎調節実地指導員認定講習会」の講師から、ホットなメッセージをいただいている本コーナーですが、今回は丸本百合子氏にインタビューしました。講義で担当する「人工妊娠中絶」についてのお話しです。ここにご紹介させていただきます。

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百合レディスクリニック院長 丸本 百合子 氏



Q1 今年度、人工妊娠中絶薬が承認されましたが、先生が感じる課題などはありますか?

人工妊娠中絶を機械的な方法でなくお薬で行う場合には、お薬で流産を促し、子宮内容の排泄を待つことになります。
ですから、機械的な方法よりも時間がかかります。
流産が進行している間、出血や腹痛が数時間続くため不安を感じる方もいるでしょう。また胎児の含まれた子宮内容物を目にすることもあるので精神的なショックも強いかもしれません。
使用に当たってはこういった問題を解消することが大切だと思います。
まだこのお薬が使える医療機関は少ないので、これから出てくる問題を一つ一つ解決してゆかねばなりません。


Q2 受講生・本サイト読者の皆さんに向けて一言いただけますでしょうか?

経口避妊薬(OC)や緊急避妊(EC)の普及につれて、人工妊娠中絶は、減少しています。しかしおそらくゼロになることはないでしょうから、人工妊娠中絶は女性の健康にとって必要であることに変わりありません。
人工妊娠中絶はセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスライツの大切な課題ですが、日本では堕胎罪が存在するなかで母体保護法によって運用されています。しかし、この法律の解釈も時代とともに変化しています。
また医療は日々新しくなっていきますから、この講義も当初とはずいぶん内容が変わりました。
この講習では最新の知識が得られますので、ぜひご参加ください。

――有り難うございました。


<講師プロフィール>
百合レディスクリニック院長
丸本 百合子(まるもと ゆりこ)

1974年、東京女子医科大学卒業
その後、東京厚生年金病院産婦人科、東京大学医学部付属病院分院産婦人科、同愛記念病院産婦人科等で勤務。そのほか高等看護学院、大学等で講師を歴任。
2000年1月、 百合レディスクリニックをオープン、現在に至る




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