昨年度、通算200回の節目を迎えた「指導者のための避妊と性感染症予防(SRH)セミナー」が今年度もスタート。7月12日(日)宮城県仙台市(スタンダード会議室仙台一番町店)にて開催されました。
今年度のメインテーマは「脅かされていく?性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」です。米国ドナルド・トランプ大統領によって復活したグローバル・ギャグ・ルール、正式名称「メキシコシティ政策」は、米国の資金援助を受けている非政府組織・団体が人工妊娠中絶手術の実施や中絶に関する活動を行うことを規制するものです。口封じの世界ルールとも呼ばれるこの政策は既に米国のみならず世界中に深刻な影響を及ぼしており、その規模は第一次トランプ政権下よりも大きくなることが予想されています。
このような危機的状況のなか、すべての人が自分らしく生きるために不可欠な権利であるSRHRを守るために、私たちに何ができるのか、何をすべきかという課題に深く切り込みます。
当日は仙台医療センター附属仙台看護助産学校(看護学科、助産学科)およびスズキ病院附属助産学校から約100名の生徒が加わり会場は満席となりました。次世代の母子保健・思春期保健を担う若者たちを前に、講師陣の講義にも自然と熱が入り、今年度最初のSRHセミナーは熱気に満ちたスタートとなりました。
【会場の様子】

柚山 訓先生(ゆやま・さとる/公益財団法人 ジョイセフ パートナーシップグループ長)

門間美佳先生(もんま・みか/藤沢女性のクリニックもんま 院長)

北村邦夫(きたむら・くにお/本会会長)

まとめの時間(左から門間先生、柚山先生、北村、杉村)

学生の皆さんと記念写真
全8都市を巡るSRHセミナー。次回は9月27日(土)名古屋会場にて皆様をお待ちしております。お誘いあわせのうえ奮ってご参加ください。
【スケジュール】
7月12日(土) 仙台会場 終了しました
9月27日(土) 名古屋会場
10月25日(土) 札幌会場
11月29日(土) 島根会場
12月13日(土) 福岡会場
2026年1月24日(土) 宮崎会場
2026年2月14日(土) 東京会場
2026年2月28日(土) 大阪会場