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一般社団法人 日本家族計画協会

機関紙

<49>滋賀県での性教育が盛んになーれ! 滋賀医科大学医学部地域周産期医療学講座 高橋健太郎

2014年04月 公開
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高橋氏

滋賀県での性教育が盛んになーれ!


 

滋賀医科大学医学部地域周産期医療学講座 髙橋 健太郎


 

性教育をライフワークに

滋賀県にお世話になるようになってから10年が経とうとしています。私と性教育との関わりは、1984年に浜松で開催されました第3回日本思春期学会総会・学術集会で「島根医大附属病院産科婦人科外来を訪れた思春期小児婦人の現状と診察の問題点について」を発表したことであったのを今でも克明に覚えています。その後、学会活動は続けてきましたが、現場では細々と学校の性教育に携わっていました。
性教育を自分のライフワークの一つにしようと思ったきっかけは1994年に北村、片桐、真井、長池、家坂、岩倉、平嶋、柿木の各先生方と出会い、全国の「十代妊娠調査」を行ったことに始まります。2001年1月には第1回秋田県避妊研究会で講演する機会を得て「小・中学生およびその父兄に対する性教育のあり方」の特別講演をするため、雪の中、飛行機が欠航となり何時間もかけて新幹線で行った記憶があります。

 

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滋賀・性に関する教育研究会の様子

性教育研究会立ち上げる
2004年4月に滋賀県に移ってからは、文部科学省の学習指導要領の改定に伴い、学校において発達段階に応じた効果的な性教育が実施されるように、性教育の実践調査研究事業調査研究会委員会のメンバーとして、滋賀県教育委員会と一緒に小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の指導案を展開例示した「学校における性教育の指導に関する参考資料」を学校の先生方と作成したのが初めての仕事でした。しかし、この本はその後、文部科学省のあいまいな方向性によって日の目を見ることなしにお蔵入りしており、現在、滋賀県の校長先生をはじめ、指導に携わる養護教諭の先生方誰一人として、この本の存在を知らないのは痛恨の極みであります。

このように滋賀県においてはいまだ性教育に携わる者は少なく、性教育への関心は薄く、性教育そのものも十分に行われていないのが現状であり、性に関する正しい知識が高校生に身に付いていない状況であります。そのような中、昨年11月に若者の性感染症の増加や、望まない妊娠などへの予防に対して、子どもたちの発達年齢に即した性に関する教育を考える会として、「滋賀・性に関する教育研究会」を小・中・高および特別支援学校の養護教諭を中心に立ち上げました(写真)。


滋賀で二つの大会を開催
本年7月27日㈰には第37回日本産婦人科医会性教育指導セミナー全国大会を滋賀県大津市のピアザ淡海で開催することとなりました。「妊娠適齢期の現在・未来~妊娠適齢期を踏まえた性教育を子供たちにどのように指導していくかを考える~」というシンポジウムを企画いたしました。生殖医療専門医、働く女性産婦人科医、精神科医、宗教家、保健・行政、養護教諭、子育てお母さん、子育てお父さんなどのいろいろな立場の人たちの意見を聞き、妊娠適齢期について考えてみたいと思っています。また、滋賀県での不十分な性教育のために知識不足である高校生に、子どもを産み育てるために知っておいてもらいたい知識を正確に伝えることを目的に、前日の7月26日㈯には県民公開講座を企画しました。その一つの目玉は避妊教育ネットワークメンバーの先生のご協力の下、寸劇「どう違う? 若年妊娠と高年妊娠」を企画し、最後に皆でAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」の替え歌「夢見るフォーチュンベイビー」を歌って踊る予定としています。滋賀県の実行委員の全員も踊りに参加予定です。

さらに、来年(2015年)8月29日㈯~30日㈰は第34回日本思春期学会総会・学術集会を同じ場所で開催予定としています。「命の大切さについて考える」をメインテーマに望まざる妊娠、子ども虐待、性感染症、いじめ問題、がん教育、お父さんに対しての性教育、障害のある方や発達障害の方に対する性教育などのテーマを今のところ考えています。多くの皆さんの参加をお待ちしております。


【略歴】
1952年大分県生まれ。1978年鳥取大学医学部卒。1982年同大学院修了、医学博士学位授与。同年平田市立病院産婦人科医長。1983~2004年島根医科大学産科婦人科学講座助手、講師、助教授。その間、1990年からナイメーヘン・カトリック大学に留学。2004年滋賀医科大学産科学婦人科学講座助教授。2007年同地域医療システム学講座教授。2010年同地域周産期医療学講座教授。2013年4月滋賀県産科婦人科医会会長。

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