天馬空 ―JFPA職員のリレーエッセー―
天馬空 ―JFPA職員のリレーエッセー―
第806号

 新年度が始まり、健康診断の季節がやってきた。昨年は新型コロナの感染を恐れ、受診控えもみられたが今年はどうだろうか。感染防止策はそれぞれ工夫され、万全の対策で対応してくれるだろう。今回は躊躇することなく健診を受けてみよう。
 結果を見るときは緊張し、なぜかドキドキする。誰しも悪い結果を見るのが怖いものである。何か思い当たる節があればなおさらだ。たとえ判定が思わしくなかったとしても見なかったことにしてはいけない。勇気をもって次のステップへ進もう。何事も早く手を打つことが肝要である。
 もう一つ、それぞれの数値も面倒くさがらずに見てみよう。基準値と比べてどうなのか、毎年どう推移しているのか、自分の健康を見つめ直す大事な情報である。好きなことばかりして楽な生活をしていると結果に顕著に表れる。全てお見通しで嘘はつけないのである。
 今まで習慣のない人に習慣をつけさせるのは至難の業だが、本人の意識が変わりさえすれば、そう難しくはない。起きたときに背伸びをする、姿勢を意識して歩行するなど、簡単なことでいいのだ。続けていけば結果が表れ、継続へとつながる。始めることが大切な一歩だ。そんな第一歩を踏みだすきっかけを作り、人々の背中をそっと押せるような教材を提供していきたいと日々考えている。 (懸樋紀子)

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