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筋トレで死亡・疾病リスクが減少 週30~60分を目安に―東北大ほか

第816号

 東北大学、早稲田大学、九州大学による研究グループは、これまで公表された筋力トレーニング(筋トレ)※ と疾病・死亡との関連を検討した追跡研究を網羅的に収集し、それらの結果を統合解析した。
 その結果、筋トレを実施していると、総死亡・心血管疾患・がん・糖尿病のリスクは10~17%低い値を示し、総死亡・心血管疾患・がんについては週30~60分の範囲で最もリスクが低く、糖尿病は実施時間が長ければ長いほどリスクが低かった。一方、筋トレの実施時間が週130~140分を超えると、総死亡・心血管疾患・がんに対する好影響は認められなくなり、むしろリスクは高い値を示した(図1)。
 研究グループは、本結果は筋トレの長期的な健康効果を示す一方、やりすぎるとかえって健康効果が得られなくなってしまう可能性を示唆する重要な知見であるとした。

※筋力トレーニング(筋トレ):
レジスタンストレーニング(レジスタンス運動)、ウエイトトレーニング、自重トレーニングなど、筋肉に繰り返し負荷がかかり、筋力の向上が期待される活動すべてを含む。

図1. 筋トレと疾病および死亡リスクとの関連(東北大プレスリリースより)


詳しい情報はコチラ
【プレスリリース】
ムキムキを目指すだけが筋トレではない。 筋トレで死亡・疾病リスクが減少 週30~60分を目安に


文献原文




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