糖尿病患者100万人増 食塩摂取量、喫煙率は最も低い結果に ~令和6年「国民健康・栄養調査」~
12月2日、厚生労働省は、令和6年「国民健康・栄養調査」の結果を公表した。
主な内容は下記の通り。
●糖尿病
糖尿病が強く疑われる者は、約1,100万人と推計された。1997(平成9)年以降継続して増加しており、前回2016年の調査から100万人増となった。
一方で、糖尿病の可能性を否定できない者の数は、約700万人であった。2007(平成19)年以降減少傾向である。
●BMI
適正体重を維持している者(BMIが18.5以上25未満)の割合は、60.7%であった。
肥満者(BMIが25以上)の割合は、男性32.4%、女性19.3%、やせ(BMIが18.5未満)は男性8.0%、女性19.1%。特に女性のやせのうち、20~30歳代は16.6%、65歳以上は19.5%であった。
●食生活に関して
1日の食塩摂取量は、男性10.5g、女性8.9gとなり、この12年間で最も低い値となったが、健康日本21(第三次)の目標値(平均7g)や、「日本人の食事摂取基準2025」の値(男性7.5g未満・女性6.5g未満)よりも多い状況である。
野菜摂取量は、男性268.6g、女性250.3g(健康日本21(第三次)目標値:平均350g)、
果物摂取量については、男性70.4g、女性84.7g(健康日本21(第三次)目標値:平均200g)であった。
●喫煙習慣について
習慣的に喫煙している者の割合は14.8%で、過去12年間で2022(令和4)年の調査と並び過去最低となった。
このほか、運動習慣、睡眠等についての結果も掲載されている。
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