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父親への家庭内暴力 子どもへの虐待リスクを高める? 国立成育医療研究センター

 8月25日、国立成育医療研究センターは、父親がパートナーからの暴力を経験した場合、家庭内での子どもの虐待リスクが2倍ほどに高まるという研究結果を公表した。

 これは生後1年以内の子どもを育てる父親1,248人を対象とした調査から明らかになったもので、13.6%の父親が心理的・身体的・経済的・性的な家庭内暴力を経験していた。

 また、家庭内暴力を受けている父親がいる家庭では、子どもへの虐待リスクが高い傾向にあり、身体的虐待が約2.0倍、心理的虐待が約2.1倍、ネグレクトが約3.1倍、そのほか何らかの虐待が約2.0倍となった。

 同センターは、母親に対する支援の重要性は今後も変わることがないとしたうえで、父親が支援から取り残されがちであることにも目を向ける必要性があると呼び掛けている。

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家庭内暴力を経験した父親の子どもに虐待のリスクが高い傾向~父・母の区別なく、適切な理解とサポートが必要~ | 国立成育医療研究センター

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