機関紙

【第741号】平成27年12月1日発行(2015年)

2015年12月 公開

12月号の目次   有料購読のお申し込みはこちら

1面 ・第4回「健康寿命をのばそう!アワード」表彰式開催

   ・編集帖

2面 ・ゲームでライフイベント体験

   ・授乳に悩むお母さんへのアドバイス 他

3面 ・不眠からメンタル不調を早期発見

   ・つないでいこう未来への母性医療 他

4-5面 ・常識化している性の非常識

6面 ・職域保健の現場から<28>

   ・シリーズ遺伝相談<9>

7面 ・海外情報クリップ(経口避妊薬の休薬期間を短縮するベネフィット、他)

   ・OPEN HOUSE

8面 ・産婦人科医による性の健康教育<9>ウィメンズクリニック・かみむら 上村茂仁

第4回「健康寿命をのばそう!アワード」表彰式開催

新設「母子保健分野」で7団体が受賞

151201-1.jpg母子保健分野の表彰者と被表彰者ら


厚生労働省は11月16日、第4回「健康寿命をのばそう! アワード」の表彰式を、東京・丸の内の丸ビルホールで開催した。表彰の対象となるのは、これまで「生活習慣病予防分野」と「介護予防・高齢者生活支援分野」の2分野であったが、今回から新たに「母子保健分野」が加わり、七つの団体が表彰された。
 
 「健康寿命をのばそう! アワード」は、生活習慣病の予防啓発に関して、優れた取り組みを行っている企業・団体・自治体を表彰する制度として、2012年よりスタート。第3回となる14年に「介護予防・高齢者生活支援分野」が加わり、第4回となる今年、母子の健康増進に関する優れた取り組みを表彰する「母子保健分野」が新たに加わった。
 初めての募集となる「母子保健分野」には、全国の企業などから48件の応募があり、七つの団体が受賞された。
 最優秀賞を受賞したのは、住友生命保険相互会社の「スミセイ アフタースクールプロジェクト」。これは、共働きやひとり親家庭の増加により、放課後を一人で過ごすことが多くなった子どもたちの健やかな成長を支えるために、社会全体で子どもたちを応援しようというプロジェクトだ。
 具体的には、放課後の学童保育などに"市民先生"が出向き、「健康」「いのち」「未来」などをテーマとした出張プログラムを無償で実施する。「健康」に関するプログラムでは、これまでに「和食」「走り方」「ことばと健康」などが行われてきた。さらに、単発の出張プログラムで終わらせない仕組みもある。プログラム実施後、その後もその地域で子どもたちの放課後を支える仕組みが広がっていくよう、地域の協力者・行政関係者らを招いた勉強会も併せて行っているのだ。2014年度は全国30か所で開催され、1384人の子どもたちが参加。勉強会へは228人の市民らが参加した。今年度はさらに規模を大きくし、全国50か所での開催が予定されている。
 母子保健分野の表彰式の最後に、評価委員長である五十嵐隆氏(国立成育医療研究センター理事長、健やか親子21推進協議会会長)が登壇。「全体を見るといずれも特色ある活動で甲乙つけ難い点があった。『母子保健分野』は今回が初めてであり、さらに推進することで企業、団体、自治体における母子の健康増進を目的とする優れた取り組みが広がって、次年度以降も多くのご応募をいただけることを期待しております」と講評した。
 なお、厚労省では、HPで受賞団体の取り組みを公開している。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000104700.html

編集帖

▼文部科学省が高校生向けに作成した保健教育の副教材「健康な生活を送るために」が話題になっている。特に4ページを割いた「家族計画、妊娠・出産」の項で取り上げた妊娠のしやすさと年齢の関係を示すグラフが、引用元である論文中のグラフとの間に齟齬があるというのだ

▼22歳での妊娠のしやすさを1とすると、その後、年齢が上がるに連れてどのように低下するかを示すグラフであるが、具体的な数値が付記されているわけではない

▼説明文には「医学的に、女性にとって妊娠に適した時期は20代であり、30代から徐々に妊娠する能力が下がり始め、一般に、40歳を過ぎると妊娠は難しくなります」との解説がある

▼ところが、メディアは引用元からデフォルメされたグラフについて、数値を計測し、「引用元は30歳でもピークの0・8を超えているのに、副教材では0・6程度に落ち込んでいる。これでは正確な情報提供とはいえず問題だ」という。挙げ句、「国の人口政策に高校生を利用しようとしている」と書き立てた。その後、文部科学省は訂正文を作成し、関係者に送付した

▼文部科学省から話があって副教材の原案づくりに協力してきた筆者は、自分の専門領域を中心に資料を提供していたが、ふたを開けてみたら、妊娠・出産の項が紙面を埋め尽くしており、現役高校生にとって必要な避妊や中絶の話がほとんど取り上げられていない▼緊急避妊の文言すらなく、「ピルでは、性感染症は予防できません」とくる。前述のグラフの齟齬を枝葉末節の話と片付けるつもりはないが、そのグラフの修正を求める以上に、現役高校生にとっての必須知識が盛られていないことを指摘するメディアはいないのかと、腑に落ちない気持ちを抑えることができない。
(KK)

ゲームでライフイベント体験 亀田医療大学学園祭での活動

JFPA若者委員会(U-COM)

151202-01.jpg

さまざまなライフイベントが書かれた「立体人生ゲーム」


 本会が支援するJFPA若者委員会(U―COM)活動の報告を、U―COMメンバーからいただきました。(編集部)
 
 10月31日から11月1日の2日間、千葉県鴨川市の亀田医療大学にて、学園祭「亀咲祭」が開催された。亀田医療大学のピアサークルと合同でJFPA若者委員会(U―COM)も学園祭に参加し、ピアサークルのブースを盛り上げた。
 ブースでは「立体人生ゲーム」と題し、サイコロで出た目の数だけ進み、止まったマスに書いてある内容のゲームやイベントをクリアして、ゴールに向かうという、すごろく形式の企画を用意した。企画の運営については、ピアサークルメンバーとU―COMメンバーを兼任している学生が主体となって行った。
 ゲームやイベントの中には、「○○になる」「結婚する」「赤ちゃんを産む」というような、これからの人生で起こるであろう、さまざまなライフイベントに合わせた内容のものを用意した。
 「○○になる」のマスでは、サッカー選手や学生の実習服などを用意し、実際に着用して写真が撮れるようにするなどの工夫をした。また、「消防士になる」「警察官になる」などのマスでは、顔出しパネルを準備した。さらに、妊婦体験ができる物品や新生児の人形などを大学側で準備してもらい、妊娠・出産のライフイベントも体験できるようにした。
 例年、亀田医療大学の学園祭に来場する方々の年齢層は低く、ピアサークルとしての活動報告や「ピア」についての紹介などは、来場する小学生にとってはハードルが高かった。そこで今回は、年齢が低い方であっても楽しみながら「ピア」について知ってもらえるきっかけをつくろうと考え、この「立体人生ゲーム」を企画した。
 当日、ピアサークルのブースに来場したのは、およそ7割が小学生で、「ピア」について知ってもらいながら、楽しんでもらえるブースとなった。自分のライフイベントについて考えてもらうことで、今という時間の大切さを実感してもらい、将来の目標に向かってライフイベントを実行できるようにしていくことを理解してもらえた。
 ブースがある教室の中には、ピアサークルの活動内容の他、U―COMのポスターや、団体の紹介、活動中の写真を掲載した教材を展示し、U―COMの周知活動も行うことができた。
(JFPA若者委員会〔U―COM〕事務局長 龍川 香苗)

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