—新しい生命と妊娠中と産後の食事①妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量にお母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育のために、食事はとても大切です。1日3食とること、特定の料理や食品に偏らないバランスのとれた食事をとることが基本です。食物アレルギー診療ガイドライン2021においても、食物アレルギーの発症予防のために妊娠中と授乳中の母親の食事制限を行うことは推奨されておりません。特に妊娠中期から授乳期は、普段より副菜、主菜、果物などを多くとるなどして、必要なエネルギーや栄養素をしっかりとりましょう。妊娠中は、赤ちゃんや胎盤、羊水、母体の子宮や乳房の増大などのため、適正な体重増加が必要です。妊娠中の望ましい体重増加量は、妊娠前の体型によっても異なります。日本産科婦人科学会が提示する「妊娠て 母体に良い栄養を— 妊娠中の体重増加指導の目安 妊娠前の体格低体重(やせ):BMI18.5未満肥満(1度):BMI25.0以上30.0未満肥満(2度以上):BMI30.0以上※BMI(Body Mass Index):体重(kg)/(身長(m)×身長(m) )令和3年3月ふつう:BMI18.5以上25.0未満体重増加指導の目安12~15㎏10~13㎏7~10kg個別対応(上限5kgまでが目安)ーーーーCONTENTSーーーー① 妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に②妊娠中の過ごし方について③貧血予防のために④丈夫な骨や歯をつくるために⑤葉酸摂取について⑥ 魚介類に含まれる水銀につい⑦妊娠中の食中毒予防について⑧授乳期の食事について⑨授乳期における食事の工夫41
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