んを守りましょう⑤妊娠中のリスクについて⑥妊娠中の休息⑦妊娠中の運動⑨たばこ・お酒の害から赤ちゃ⑧妊娠中の歯・口腔の健康管理※ 妊婦健康診査をきっかけに、下記のような・ 流産:妊娠22週未満に妊娠が終了してしま・ 貧血:妊娠中は血が薄まって貧血になりや・ 切迫早産:正常な時期(妊娠37週以降)よ・ 妊娠糖尿病:妊娠中は、それまで指摘され・ 妊娠高血圧症候群:高血圧がみられる状態・ 前置胎盤:胎盤の位置が正常より低く、子・ 常位胎盤早期剥離:赤ちゃんに酸素や栄養妊娠中の異常(病気)が見つかることがあります。う状態です。性器出血や下腹部痛などの症状が起こります。妊娠初期の流産は特に原因がなくても、妊娠の約10~15%に起こるとされています。2回以上流産を繰り返す場合は、検査や治療が必要な場合があります。すいとされています。出産に備え、鉄分を多く含む食事を取りましょう。ひどい場合には、治療が必要になります。り早くお産になる可能性がある状態です。下腹部痛、性器出血、前期破水などの症状が起こります。安静や内服などの指示が出されます。ていなくても糖尿病のような状態になり、食事療法や血糖管理が必要となることがあります。です。尿蛋白や頭痛等の症状を伴うことが「強い頭痛がつづく」「目がちかちかする」あります。急に症状が悪化することがあり、といった症状がある場合などは要注意です。宮の出口をふさいでいる場合をいいます。大出血を起こすことがあります。出産時には帝王切開が必要になります。を供給する胎盤が、出産前に子宮からはがれて(剥離)しまう状態です。赤ちゃんは酸素不足になるため、早急な分娩が必要になることがあります。主な症状は腹痛と性器出血ですが、胎動を感じにくくなることもあります。※妊娠中の歯科に関するQ&A(周産期口腔ケア推進委員会)妊娠中の喫煙は、切迫早産、前期破水、常位胎盤早期剥離のリスクを高め、胎児の発育に悪影響を与えます。また、たばこは乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生要因のひとつであるといわれています。乳幼児の周囲でだれかがたばこを吸うことは、SIDSの発症率を高くすることがわかっています。妊婦自身の喫煙、まわりの人が吸ったたばこの副流煙を妊婦が吸う「受動喫煙」も生まれた後にSIDSの発生要因になります。こどもに関わるすべての大人は喫煙をやめましょう。また、アルコールも胎児の発育(特に脳の発達)に悪影響を与えます。妊娠中は、全期間を通じて飲酒をやめましょう。出産後も授乳中は飲酒を控えましょう。家庭、職場でストレスがあるときなどは遠慮せずに相談しましょう。母親学級、両親学級でも役に立つ情報を提供しています。出産前後に帰省する(里帰り出産など)場合は、できるだけ早期に分娩施設に連絡するとともに、住所地と帰省地の市町村の母子保健担当に手続きなどを相談しましょう。下記の項目に当てはまるものがあ 常(病気を起こすリスクが高い)とる方は、一般に妊娠中や出産時に異されています。心配なことがある場合には、医療機関などに相談しましょう。若年(20歳未満)、高年(35歳以上)、低身長(150㎝未満)、肥満(BMI25以上)、飲酒、喫煙、多胎、不妊治療での妊娠、糖尿病・腎臓病などの病気がある、過去の妊娠・分娩で問題があった妊娠中は十分な休息と睡眠をとることが大切です。疲労回復やストレス緩和になり、妊娠期間中の心身の安定を図ることができます。つわりがひどいときや夜あまり眠れないときなどは、空いている時間を見つけて横になる、目を閉じる時間をつくるなどして、少しでも休息をとりましょう。クッションや枕を使って、少しでも自分の楽な姿勢で休息をとりましょう。妊娠中の運動は、出産・産後のための体力づくりや、体重管理などにも役立ちます。その日の体調や状況に合わせて無理なく運動を行いましょう。合併症がある方など、運動を控えたほうがよい方もいますので、妊娠中に運動を始めるときは、必ず主治医に相談してください。妊娠中におすすめの運動は、ウォーキングやマタニティヨガといった有酸素運動で、運動しながら普通の会話ができる程度が目安です。転びやすいスポーツやお腹を圧迫するおそれのある激しい運動は避けましょう。妊娠中はホルモンバランスや食生活の変化、つわりなどの体調の変化で丁寧な歯みがきが難しくなるため、歯周炎やむし歯が発生または進行することがあります。つわりの時期には、できるだけ気分のよいときに歯みがきを行い、みがけないときは、うがいをこころがけましょう。妊娠期間中は、日常の口腔清掃に加えて歯科健康診断や歯科受診により歯・口腔の環境を整え、必要があれば妊娠安定期(概ね4~8か月)に歯科治療を行いましょう。歯・口腔の健康を保つことは、お母さんと赤ちゃんの健康にとってとても大切です。歯や歯ぐきのケアを意識することで、より安心して妊娠期間を過ごせるようにしましょう。29
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