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一般社団法人 日本家族計画協会

機関紙

<51>足立区での連携を深めて地域医療に貢献したい 池上レディースクリニック(東京都足立区)池上 芳美

2014年06月 公開
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池上氏

足立区での連携を深めて地域医療に貢献したい

 

池上レディースクリニック(東京都足立区) 池上 芳美

 

 

 

地域の婦人科かかりつけ医として

女性として自分のからだのことを知りたいと産婦人科医師になり26年、内科・小児科開業医であった父の医院の跡地、東京都足立区に女性のこころやからだについてゆっくり診察・相談・アドバイスができるようにと2008年池上レディースクリニックを開業しました。婦人科専門クリニックとして地域の皆さまに小さなことでも気軽に相談のできる婦人科かかりつけ医を目指して日々診療しております。

 

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クリニックの外観

OCとの出会い
勤務医時代の10年は健康、予防医学に関して定期的に女子大の保健室や少年鑑別所などへ出張相談に行く程度であまり意識しておりませんでした。
結婚と同時に福岡へ転居した1999年に低用量経口避妊薬・ピル(OC)が認可されました。妊娠・出産・子育てしながら少し臨床から離れそうになった時期でしたが、縁あって不妊クリニックと出産した産婦人科医院で働く機会をいただきました。
特に不妊専門クリニックでの経験は臨床医としての転機になりました。OCを服用している人に子宮内膜症の発症が少ない(!)ことを知り、子宮内膜症や不妊治療のための月経のコントロールでOCを使用する機会も増え、私自身も二人目出産後1年よりOCユーザーとなり現在まで快適に過ごしております。

 

避妊教育ネットワーク
開業して間もなく東京都産婦人科医会と東京都教育庁とで「都立高校における専門医派遣事業」へ産婦人科医師の依頼があり、不慣れながらも協力させていただくことになりました。そのとき東京都産婦人科医会常務理事の東哲徳先生より避妊教育ネットワークに誘われて、初参加しました。北村邦夫先生、蓮尾豊先生、河野美代子先生、家坂清子先生、佐竹紳一郎先生ら世話人の先生方を前にして、会員の先生方が熱く議論しているのを見て初めは場違いな所へ来てしまった感じでした。
偶然その会で学生時代に面識のあった秋元義弘先生と20年ぶりに会い、声を掛けていただき嬉しく思いました。その後秋元先生は岩手で女性と若者を支援する地域社会を目指して積極的に活動されていることと、会の先生方がそれぞれの地域で活躍されていることを知りました。自分も地元の足立区で何ができるだろうかと考えさせられた一日でした。
日常診療で月経困難症、子宮内膜症の治療や避妊にOC処方に力を入れ始めたばかりだったので、足立区産婦人科医会(二金会)の学術を担当していたこともあり、2011年7月に蓮尾先生をお招きして「女性のQOLに果たすOCの役割~OC普及のために~」との演題で講演会をしていただくことができました。その後クリニックでもピル外来を始めました。


現在の活動と今後について
開業当初はクリニックが安定していなかったため、保健センターでの講演依頼などは受けられず、現在までここ数年間は都立高校の専門医派遣事業のみ協力している状態です。各学校の依頼内容はさまざまで、主に養護教諭の先生と打ち合わせをして講演方法や内容を決めます。
昨年の高校では1、2年生全員(460人)へ身体の仕組み、性感染症について、「生まれる」ことについて、デートDVなどについて60分という限られた時間での「健康講演会」を行い、受講後アンケートでは、「デートDVに気を付けたい」「命を無駄にしないためにも避妊って大切だと思った」などの感想が寄せられました。
諸外国では思春期よりごく自然にかかりつけ婦人科医を持ち、何でも相談できる環境にあると聞きます。私自身も若い世代だからこそ婦人科かかりつけ医は必要だと思っております。婦人科検診(できれば超音波診察も含めて)受診率の向上で病気の予防と早期発見、また「Life Design Drugs」(蓮尾先生の言葉)であるOCについて一人でも多くの女性や社会に理解していただけるように活動していくことを目的に、この会の先生方との交流を大切に、時には力を借りながら、また地元で活動されている方々との連携を深め、これからの地域医療に貢献していきたいと思います。


【略歴】
1965年東京都足立区生まれ。1989年日本大学医学部卒業、同大附属板橋病院、山梨県立中央病院、横須賀市立市民病院、川口市立医療センター、社会保険横浜中央病院勤務。1999年より6年間福岡に在住、IVF詠田クリニック、愛成会東野産婦人科、福岡市中央保健所非常勤勤務。2008年東京都足立区に池上レディースクリニック開業、現在に至る。

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