機関紙

【第761号】平成29年8月1日発行(2017年)

2017年08月 公開

8月号の目次   有料購読のお申し込みはこちら

1面 ・平成29年 家族計画研究集会 in 宮崎

  ・編集帖

2面 ・健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会)に向けて 他

3面 ・厚労省 社会保障の在り方 検討

  ・JFPA 葉酸普及プロジェクト専門家会議開催 他

4-5面 ・葉酸摂取増加による母子の健康改善 香川靖雄

6面 ・災害時の家族と健康<5>

   ・あらためて知っておきたい後期高齢者医療制度

7面 ・海外情報クリップ(子宮頸がん予防ガイドライン、性機能不全とポルノ動画、他)

   ・OPEN HOUSE

8面 ・産婦人科医による性の健康教育<29> 桜井産婦人科医院 桜井秀

平成29年度 家族計画研究集会in宮崎
10月27日「居場所のない女の子たち」をテーマに開催決定

 本年度の「家族計画研究集会」は10月27日、宮崎市のメディキット県民文化センターで開催されます。メインテーマは「居場所のない女の子たち~今、私たちがすべきことは何か~」。プログラムの詳細が決まり、参加者の募集が始まりました。


◎居場所のない女の子たち
 「精神的、肉体的虐待、父親による性的虐待。そして貧困や学校でのイジメなどさまざまな要素が複雑に絡み合い、若い女子たちの心を蝕んでいる。それがときに自殺などの自傷行為に走らせたり、自らのカラダを売ることによって承認欲求を満たし、生活の糧にせざるを得ない状況がある。相談したくともできない彼女らは、既存の福祉制度からもこぼれ落ちてしまい、社会の統計からも消されて『なかったもの』として、生き地獄のような日々を送っている」(橘ジュン「最下層女子校生 無関心社会の罪」小学館新書から抜粋)。
 家族計画研究集会では、先進国と呼ばれる国に生きながら、貧困にあえぎ、居場所のない女の子たちのおかれている厳しい現実を直視しようと、この話題を取り上げることとしました。
 今、私たちがすべきことは何かについて、真剣に考える機会にできれば幸いです。


◎この領域で活躍する2人の実践家が登壇
 研究集会では、まずNPO法人「BONDプロジェクト」代表の橘ジュンさんから「居場所のない女の子たち」と題した講演と、地元宮崎市でこの問題に熱心に取り組んでいる、一般社団法人日本プレミアム能力開発協会の代表理事である富井真紀さんから「生活困窮者支援を通じて感じること」をテーマにお話しいただきます。
 まとめの時間は、北村邦夫本会理事長の進行により、お二人を交えて、「居場所のない女の子たち~今、私たちがすべきことは何か~」について考えます。


◎健やか親子21全国大会の併設集会として
 本研究集会は、健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会、詳細は2面)の併設集会として開催いたします。本大会への参加の有無にかかわらず、本研究集会への参加には、事前のお申し込みが必要です。
 皆さまお誘い合わせの上、ぜひ本研究集会にご参加ください。


***
◆平成29年度
家族計画研究集会
【主催】本会
【日時】10月27日㈮12時45分~14時45分(受付・軽食配布12時15分~)
【会場】メディキット県民文化センター(宮崎市船塚)
【参加費】無料
【対象者】保健師、助産師、看護師、医師、養護教諭、看護教員、教職員、学生等、その他関心のある方
【定員】200人(先着順、要事前申込)
【参加方法】本会HPよりお申し込みください。事前に参加証(軽食引換券)をお送りいたします。
【問い合わせ】研修担当
TEL 03(3269)4785
FAX 03(3267)2658


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富井真紀氏
一般社団法人日本プレミアム能力開発協会代表理事。生活困窮家庭や一人親世帯を対象とした「プレミアム親子食堂」や「宮崎こども商店」などの支援活動を行っている。実子3人と夫の連れ子の計4人を育てた経験から子育てなどの相談事業にも取り組む。


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橘ジュン氏
NPO法人BONDプロジェクト代表。虐待、家出、貧困などさまざまな困難を一人で抱えてしまう女の子に寄りそう「聴く、伝える、繋ぐ」を活動中。その日、行き場所のない今、困っている目の前の女の子のために街のパトロールや自主的に保護の活動も行う。

編集帖

▼厚生労働省が公表した2016年度の雇用均等基本調査結果(確報)によれば、男性の育児休業取得率は3・16%(前年度比0・51ポイント増)で過去最高。女性の取得率は81・8%(前年度比0・3ポイント増)であった。同省は20年度までに男性の育休取得率を13%にしたいとする目標を掲げているが、達成は難しい状況だ

▼男性が育休をとれない最大の理由は、育休取得のしづらい職場の雰囲気と、男性育児に理解のない日本企業の経営者や上司の多いことが挙げられている。欧米企業は必要に応じて外部から人材を調達する「外部労働市場」型で流動性が高い組織。個人主義と独立心が強く、集団意識や上下関係が弱く、仕事と生活のオン・オフもはっきりしている。一方、日本企業は人材を内部で育成・調達する「内部労働市場」型。長期雇用を前提とした組織での集団意識が強く、同僚・上司の目や行動といった職場の「空気」に応じて自分の行動を修正するというピア効果が働き、長時間労働が起きる

▼一億総活躍社会での子育て支援の強化や働き方改革を推進するには、企業や管理職が部下たちのワーク・ライフ・バランスをしっかり支援していくなどの職場環境づくりを進めることが急務だ。大卒女性層の正社員としての共働きも急速に広がっている。子育てもシェアする時代だ

▼しかし、最近ではマタニティーブルーだけでなくイクメンブルーなどの話題も増えている。就労と子育ての両立に関する問題は、働く世代だけでなく乳幼児期から高齢期まで、切れ目のない「心の健康づくり」が欠かせない。この件は、とかく労務管理の問題としての話題とされているが、健康教育の一環とし捉えることも重要だ。健康教育は「心の産業」なのだから。
(HM)

健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会)に向けて
 宮崎県福祉保健部健康増進課母子・歯科保健担当

 本年度の健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会)を、10月25~27日までの3日間、宮崎県宮崎市(メディキット県民文化センター)で開催します。
 本年度は、「健やか親子21(第2次)」の計画が始まって3年目の大会となります。この大会を通じて、母子保健事業および家族計画事業の一層の推進を図ることができるよう、鋭意準備を進めておりますので、全国の母子保健および家族計画関係者の皆さまの多くのご参加を心よりお待ち申し上げます。


◦大会テーマについて
 大会テーマは「日本の"ひなた"から親子を笑顔に」です。
 "ひなた"それは漢字で書くと「日向」。ふりかえれば、宮崎は神話の時代から「日向」と称されてきた土地でした。
 「ひなたは、ゆったりした時間をつくる」「ひなたは、人柄をあたたかくする」「ひなたは、人々に希望と活力をもたらす」。いま、私たちに必要なのは、そんな"ひなた"のチカラなのかもしれません。
 大会ではすべての子どもが健やかに育つ社会の実現のため、子どもと直接関わる妊娠期や出産期、育児期だけでなく、思春期から生涯にわたっての切れ目のない女性への健康支援をいま一度考えることで、女性の健康を推進し、子どもの幸せな環境づくりにつなげたいと考えています。
 日本の"ひなた"宮崎県から、笑顔を全国にお届けします。


◦「すべての親子にハピネスを〜私たちがすべきこと〜」
福島文二郎氏 特別講演
 10月26日㈭は、JSパートナー株式会社代表取締役の福島文二郎氏にお話をしていただきます。
 福島氏は、オリエンタルランドに24年間在籍され、CS(顧客満足)向上で大成功を収めるディズニーの人材育成を手がけられました。来場者のCS向上や従業員(テーマパークキャスト)のモチベーションアップなど、そのご経験をもとにした講演は、聞いた人を元気にし、大変好評を得ております。親子を笑顔にするヒントがたくさん詰まっています。
 また、「9割がバイトでも最高の感動が生まれるディズニーのホスピタリティ」など多くの著書も出版されています。


◦思春期からの女性の健康支援
 10月27日㈮は、「思春期からの生涯を通じた女性の健康支援~健やかな妊娠・出産のために~」をテーマに、シンポジウムを行います。
 第Ⅰ部の基調講演では、女性の健康全般について、やぐちレディースクリニック(大分県)院長の谷口久枝氏にお話をしていただきます。谷口氏は学校や婦人会での講演など幅広く活動されており、学校の健康教育において、自分の心と体をよく知ること、女性と男性の違い、ライフプランなどのお話は、大変分かりやすく、元気をもらえると好評を得ています。
 第Ⅱ部のパネルディスカッションでは、人工死産率減少への取り組みにもつながる活動としての健康教育の取り組みを、医師、助産師、臨床心理士、ピアカウンセラーのそれぞれの立場から発表・意見交換を行います。今回は大学生からの思春期健康教育や全国的にも特色のある児童養護施設での取り組みについても紹介していただくこととしております。


◦皆さまのご来県をお待ちしております
 宮崎県は豊かな自然や天孫降臨の地ならではの歴史、おいしい食べ物や観光名所もたくさんあります。宮崎牛に、チキン南蛮。日向夏に、マンゴーなどの全国区のおいしい食べ物がお待ちしております。
 会場では宮崎県シンボルキャラクターの「みやざき犬」が皆さまを歓迎いたします。宮崎ブーゲンビリア空港では、宮崎県産ヒノキのベンチに座る本県出身の温水洋一さんの全身像「ひなたぬくぬくベンチ」が、訪れる皆さまを温かく迎え、笑顔を贈っています。ぜひ探してみてください。
 皆さまとお会いできることを楽しみにしています。
◆健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会)ご案内
【主催】厚生労働省・宮崎県・宮崎市・社会福祉法人恩賜財団母子愛育会・一般社団法人日本家族計画協会・公益社団法人母子保健推進会議
【主な日程】10月26日㈭13時~14時20分式典、14時40分~16時特別講演▽10月27日㈮9時45分~12時10分シンポジウム
【会場】メディキット県民文化センター(宮崎県宮崎市)
【問い合わせ】宮崎県福祉保健部健康増進課母子・歯科保健担当
☎0985(44)2621

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