
ピル(経口避妊薬)Q&A
- Q15 授乳中にピルを使用することについては、何か問題があるのですか。
- 母乳は、乳児の栄養源として最適であるだけでなく、抵抗力が弱い乳児の疾病予防という面からも重要な役割を果たしています。授乳しなければ、早い人では排卵が産後四週の終わり頃までには起こるといわれています。したがって、妊娠を望まないカップルで、授乳しない場合には、この時期から避妊が必要になります。
授乳している女性に最も適している避妊法とは、母乳分泌を妨げず、母乳で哺育されている乳児に対して害を与えず、効果的かつ容易に使用できるもので、簡単に手に入れられるものです。IUD、コンドームやペッサリー、不妊手術およびミニピル(プロゲストーゲン単独剤)のすべてが授乳期に適しています。
授乳している女性に最も適さないものは、配合剤ピルなどエストロゲンを含有したホルモン避妊法です。産後の早い時期からエストロゲンの服用を開始しますと、血栓症の危険性が高まるともいわれています。
国際家族計画連盟では、配合剤ピルは母乳の質と分泌量に悪影響を及ぼすだけでなく、授乳期間をも短縮させてしまうことから、その使用は産後六カ月間あるいは、離乳が行われるまでは控えた方がよいとしています。ただし、授乳を望まない女性の場合には、乳汁分泌の抑制と避妊効果という両面から、配合剤ピルが推奨されます。
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