Q42
次のような場合、他の避妊法を併用すべきでしょうか?
(1)ピルの服用開始時
(2)ピルの服用忘れがあった場合
(3)下痢や嘔吐があった場合
A
(1) ピルの服用開始が、月経周期の七日以内ではあっても、既に出血がない場合には、一週間だけは他の避妊法を併用することが推奨されます。ただし、妊娠が確実に否定されるならば、いつからピルの服用を開始しても構いません。ピルの開始が正常月経周期の七日目を超える時は、規則的な出血パターンが変化する可能性のあること、七日間だけは他の避妊法を併用するか禁欲する必要があります。その際使用する避妊法としては、性感染症予防を必要とする場合もありますし、ピルを正確に服用できないことからくる失敗を防止するためにも、コンドームが最適です。
 というのはピルの子宮頚管粘液に及ぼす影響はプロゲストーゲン単独剤に比べてさほど強くはありませんし、卵胞の発育を抑制するのに七日間程度かかるからです。

(2) ピルを二日以上飲み忘れた場合には、他の避妊法を併用することが必要です。その際、一日に一錠、正確に七日間服用し終えるまで併用し続けます。服用忘れが月経周期の最初の頃(例えば、休薬期間が七日を超えてしまう)に起こりますと、排卵する危険性があります。卵胞の発育を抑制するのには七日間以上ピルを服用する必要があります。

(3) ピル服用後一時間以内に嘔吐したり、激しい下痢に見舞われた場合には、他の避妊法を併用することが推奨されます。仮に嘔吐や下痢が二十四時間以上続き(その際、ピルを二日以上飲み忘れていたら)、ピルをきちんと七日以上服用し終えるまで他の避妊法を併用する必要があります。というのは、急性の嘔吐や重症の下痢がありますと、ピルの効果に影響が及ぶ可能性があるからです。(ポピュレーション・レポート、一九九六年十月号より)

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