Q10
ピルの服用が禁じられている女性はどのような人ですか。
A
 日本産科婦人科学会など学際的6団体が作成したガイドラインによれば、ピルの使用が勧められない場合(禁忌)は、以下の通りです。
  1. エストロゲン依存性腫瘍(例えば乳ガン、性器ガン)
  2. 診断の確定していない異常性器出血のある患者
  3. 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既往のある患者
  4. 大手術の術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内の患者
  5. 重篤な肝障害のある患者
  6. 脂質代謝異常のある患者
  7. 中等度以上の高血圧のある患者
  8. 妊娠中に黄疸の既往のある患者
  9. 妊娠または妊娠している可能性のある女性
  10. 思春期前の女性

 また、次のような場合には、ピルの使用に慎重を要しますので、医師に尋ねて下さい。

  1. 40歳以上の女性
  2. 乳癌の家族歴または乳房に結節を有する女性
  3. 喫煙者(一日15本以上、特に35歳以上の場合)
  4. 肥満の女性
  5. 若年期の血栓症の既往の家族(肉親)を持つ女性
  6. 軽度の高血圧の患者
  7. 糖尿病患者
  8. ポルフィリン症の患者
  9. 肝障害のある患者
  10. 腎障害のある患者
  11. 授乳婦

 また、ピル服用中には他の薬剤の服用に注意しなければなりません。例えば、副腎皮質ホルモンや抗うつ剤などは、作用が増強することがあります。また、抗生物質や抗てんかん剤などの薬剤を使用すると、ピルの作用を減弱させることがあります。医師にピルを飲んでいることを必ず伝えて指示を受けて下さい。

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