日本産科婦人科学会など学際的6団体が作成したガイドラインによれば、ピルの使用が勧められない場合(禁忌)は、以下の通りです。
- エストロゲン依存性腫瘍(例えば乳ガン、性器ガン)
- 診断の確定していない異常性器出血のある患者
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既往のある患者
- 大手術の術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内の患者
- 重篤な肝障害のある患者
- 脂質代謝異常のある患者
- 中等度以上の高血圧のある患者
- 妊娠中に黄疸の既往のある患者
- 妊娠または妊娠している可能性のある女性
- 思春期前の女性
また、次のような場合には、ピルの使用に慎重を要しますので、医師に尋ねて下さい。
- 40歳以上の女性
- 乳癌の家族歴または乳房に結節を有する女性
- 喫煙者(一日15本以上、特に35歳以上の場合)
- 肥満の女性
- 若年期の血栓症の既往の家族(肉親)を持つ女性
- 軽度の高血圧の患者
- 糖尿病患者
- ポルフィリン症の患者
- 肝障害のある患者
- 腎障害のある患者
- 授乳婦
また、ピル服用中には他の薬剤の服用に注意しなければなりません。例えば、副腎皮質ホルモンや抗うつ剤などは、作用が増強することがあります。また、抗生物質や抗てんかん剤などの薬剤を使用すると、ピルの作用を減弱させることがあります。医師にピルを飲んでいることを必ず伝えて指示を受けて下さい。 |